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Ability

能力分析

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プラクティカルプロファイリング理論における能力分析では、潜在的に有する職業的な特性を知ることができます。

まずは基本となる属性を【リーダー】、【アナリスト】、【マーケッター】、【スペシャリスト】として4つに分け、さらに補助属性となる3つの数字を当てはめることで、計12分類の能力としました。

Capability

4つの能力

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これらの能力は、生まれた年、月、日、時間のマトリックスから算出され、4つの能力を保有していることになります。

例:「アナリスト3,マーケッター2,リーダー1,スペシャリスト3」

 「リーダー1,スペシャリスト3,マーケッター3,リーダー2」など

※出生時刻が不明の場合は、能力は3つまでしか算出されません

したがって、「 12 × 12 × 12 × 12 」の組み合わせとなり、20,736通りの能力パターンが存在します。

Allocation

能力配分の例

能力配分の例を示した円グラフの画像
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また、これらのデータは、どんな能力を持っているかを表すだけでなく、どの能力の割合が高いのかも表すので、自分の強みを明確に把握することが可能です。4つの能力全てが算出されたデータを100%としたときに、左から順に、40%、30%、20%、10%という割合になるので、例えば、

「アナリスト3,マーケッター2,リーダー1,スペシャリスト3」という結果の人は、

アナリストの能力が40%、マーケッターの能力が30%、リーダーの能力が20%、スペシャリストの能力が10%と、4つの能力をバランス良く持っているということになりますし、

「リーダー1,スペシャリスト3,マーケッター3,リーダー2」という結果の人は、

リーダーの能力が50%、スペシャリストの能力が30%、マーケッターの能力が20%と、3つの能力の中でも、特にリーダーの資質に恵まれている、

という判断になります。

4つの能力をバランス良く持っている人も、どれかの能力に特化している人も、それぞれの強み、良さがありますので、どうすれば自分の能力を活かせるかを考えてください。

各能力の解説を通して、次のような場面で役立てていただければと思います。

Guide

能力分析の活用ガイド

キャリア選択に活かす

プロファイリングで自分の強みを活かす方法の解説画像

強みを活かした職業選択をする

現職の業務で発揮しやすい能力を知ることで、役割を最適化する

自己成長の指針にする

能力分析の結果を計画に活かす方法の解説画像

強みを活かすための経験を積む

強みを伸ばすための、スキルアップや学習計画を立てる

チームワークに活用する

能力分析をチームワークに活かす方法の解説画像

チーム内でどのような役割を果たせるかを理解し、効果的なコミュニケーションを取る 他者の能力傾向を把握し、適切な関係を築く


現在の自分の職業、役割、立場などによっても、自分の能力をどのように活かすかが変わってきます。転職などを考えている場合は、自分の強みを生かせる業種や職種を選択するヒントになりますし、現在の職業で活かすなら、どうすれば自分の能力を発揮できるか、どんな仕事の進め方が合っているのかを考える必要があります。

リーダーの能力がなくても、経営者やリーダーにはなれます。スペシャリスト能力が強いなら、専門知識や技術を発揮するリーダーに、アナリスト能力が強いなら、さまざまな意見や情報、客観的なデータをベースに考えるーダーになればいいのです。 自分の得意とするものを明確にして、仕事や業務におけるレベルアップを図ってください。

Overview

各能力適性の解説

リーダー

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リーダー特性の概要

独立志向が強く、マネジメント能力に秀でたタイプで、リーダーシップを発揮し、人を引っ張る力、組織やチームを牽引する力を持ちます。責任感が強く、決めたことへの実行力や行動力も旺盛です。経営者、プロジェクトマネージャー、個人事業主などで活躍できます。

リーダー特性の詳細

詳細タイプ 特徴 活躍する職業
リーダー1 大規模組織を統率し、ビジョンを掲げる指導者型 国や自治体のリーダー、企業のCEO、経営者、団体の代表者など、大きな影響力を持つ立場で活躍。
リーダー2 組織の運営や実務を管理し、組織を支える運営者型 会社の部門責任者、プロジェクトマネージャー、現場監督、管理職など、組織の運営に携わる仕事で活躍。
リーダー3 独立して道を切り開き、自ら手を動かす自営者型 個人事業主、職人の親方、棟梁、クリエイターのリーダー、フリーランスの指導者など、自らの技術や専門性を活かして活躍。

アナリスト

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アナリスト特性の概要

物事を分析するのが得意で、企画、提案力に優れたタイプです。リーダーの参謀やナンバー2という立場で活躍することが多く、人を導くことも上手なので、コンサルタントやインストラクター、講師なども向いています。企業内では、人や数字を扱う総務や経理で活躍します。

アナリスト特性の詳細

詳細タイプ 特徴 活躍する職業
アナリスト1 膨大なデータを扱い、傾向や特徴を掴むのが得意な分析型 企業戦略や市場動向を予測する仕事、金融・経済・政策などの分野で活躍。
アナリスト2 トップの補佐役として、状況を把握しながら柔軟に対応できる参謀型 経営企画、秘書、ブレーン、ナンバー2としての補佐役など、多様な場面でマルチに活躍。
アナリスト3 対人対応力が高く、分析した情報を実践に落とし込める指導型 コーチ、アドバイザー、インストラクター、講師など、人を育てたり、導く役割で活躍。

マーケッター

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マーケッター特性の概要

情報を発信する、何かを人に伝える能力であり、コミュニケーションを得意とするタイプです。笑顔の良さ、状況変化への対応力、抜群のトークセンスなど、その人なりの持ち味を活かした対応で、周囲の関心を引きつけます。営業、販売、接客、サービス、プロモーション、広告宣伝、マーケティング分野で活躍できます。

マーケッター特性の詳細

詳細タイプ 特徴 活躍する職業
マーケッター1 専門分野や特定の商材を深く理解し、こだわりを持って売る職人型 高級商材、特殊な製品、BtoB営業、コンサルティング営業、技術営業などの分野で活躍。
マーケッター2 鋭い分析力と柔軟な対人対応力を併せ持つ、交渉型 セミナー業界、イベント業界、マスコミ・出版業界、批評家、論説家、広告・PR業界など、言葉や情報を駆使する分野で活躍。
マーケッター3 天才的なトーク力と圧倒的な説得力を持つ、プレゼンター型 実演販売、飲食業、レジャー産業、接客業、サービス業、小売業など、人と直接関わる仕事で特に強みを発揮する。

スペシャリスト

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スペシャリスト特性の概要

一つのことを深く掘り下げ、追求していくことを得意とするタイプです。専門知識が必要とされる分野や高い技術が求められる分野で活躍します。その範囲は、伝統工芸における職人や親方から始まり、特殊な業界におけるディレクターやエンジニア、高度な専門性を必要とする学者や研究者、発明家など、多岐にわたります。

スペシャリスト特性の詳細

詳細タイプ 特徴 活躍する職業
スペシャリスト1 創造性と表現力を発揮し、人を魅了するエンターテイナー型 芸術家、音楽家、俳優、舞踏家、デザイナー、映像クリエイター、ゲーム開発者、ITエンジニアなど、発想力と技術を駆使する職業で活躍。
スペシャリスト2 伝統技術を極め、熟練の技で後世に受け継ぐ職人型 伝統工芸職人、茶道・華道・香道の家元、料理人、人間国宝級の匠、木工・陶芸などの伝統技術職で活躍。
スペシャリスト3 高度な専門知識を追求し、知的探求心を活かす研究者型 発明家、研究者、学者、エンジニア、科学者、専門機械のオペレーター、AI・ロボティクスの開発者など、知識と技術を駆使する分野で活躍。
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Learn more

次のページでは、プラクティカルプロファイリング理論におけるマッチアップ分析において、対する相手から、自分がどのような影響を受けやすいのか、また、相手に対して自分がどのような影響を与えやすくなるのかを、エネルギーの相互関係として紹介しています。

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